1985年設立でISO 9001認証取得済みのNeyn Chin Enterprise社はアフターマーケットの(AM)自動車の電気部品の優秀なメーカーで、強い技術力を持った台湾で最大手の一社である。
製品ラインアップは広範囲で、自動車のリレー、ウィンカー、電圧レギュレータ、クランク角センサ、オートバイ、および船舶の部品も含まれる。また、何年も前に政府によって創設された工業技術研究院から技術サポートを受けて以来、会社は電子式点火モジュールの製造も開始した。
会社は、品質を重視し仕様への適合を確認する約30人の経験豊富な技術者と共に、高度なコンピュータ数値制御(CNC)マシン、射出成型機を使って製造を行う。
設計、金型製作、プラスチック射出、品質管理、パッケージも全てNeyn Chin社内で行われ、米国およびヨーロッパの顧客のために信頼できるOEMとODMとして高品質および肯定的な評価を確実にしている。メーカーは、統合化された信頼性のある生産が最高品質と短いリードタイムを実現すると述べる。
「台湾での自動車部品供給元は中国と東南アジアからの低価格競争相手に対していつも先進技術と生産過程を使って対抗してきた。」と、Wang Wen-neng会長は語る。
また、近年メーカーは350cc以上のオートバイのためのハイエンド電子部品の開発・生産に参入した。
積極的に海外市場を開拓しようと努めるWang氏は、自社が最終的にグローバルでバイタリティにあふれた自動車部品メーカーになると信じている。
中国からの激しい安値販売に対抗するため、台湾の自動車エレクトロニクスメーカーは高精度、高品質製品を提供する必要があり、それには地元のメーカーが製造からマーケティングに至る多岐にわたって専門的技術向上と人員訓練を行う必要があるとWang氏は語る。 (QL)
